「肝臓友の会」って何するところ?
最近、講演会の後や電話で「肝臓友の会って何をするところだろう」という声がよく聞かれます。肝臓友の会には3つの役割があります。
- 病気を医学的に正しく捉えること。
- 病気と真正面に向き合い、闘う心意気を持つこと。
- 病気を克服する環境を作り出すこと。
の3点です。
1. 病気を正しく知ろう
自分の病気の名前も正しく知らない、薬も何を飲んでいるのかわからないという人がいます。肝機能検査の見方についてもそうです。自分の今の状態は落ち着いているのか、進行しているのか、快方に向かっているのか。自分の病気を良く知り、検査・治療内容等を理解した上で、医師の協力を得て病気に立ち向かっていくことが大切です。肝臓友の会は、そのために医療講演会や相談会を開いたり、患者会行事や会報などで、情報交換、体験交流を行います。
2. 病気に負けないように
一生治らないとか、治療法がない病気だとか、段々進行する病気と言われて、将来も希望も失ったような気持ちをみんな体験します。多くの患者会は「これではいけない、仲間同士励まし合おう」と作られてきています。身体は病気でも心まで病気になってはいけません。患者会は、病気に立ち向かう勇気と、病気と一緒に生活する広い心を得るための仲間の集まりです。
3. 本当の社会福祉を創るために
踏まれた痛さは踏んでいる人にはわからないといわれます。本当に医療が必要となって医療のありがたさが分かり、福祉の援助が必要となって初めて福祉制度の問題も理解します。私たち難病患者を取り巻く多くの困難もあります。私たちの経験を土台に、2度と同じ苦しみを味わう人の出ないよう願って活動することも、社会的役割です。
3つの役割を果たすためがんばっている会ですが、会の運営はみなさんの会費によって成り立っています。ぜひご入会ください。
東京肝臓友の会の主な活動
1. ウィルス肝炎・肝臓病の克服のために、正しい知識の学習や体験交流会などを行っています。
■春秋2回の医療講演会、地域における講演会、学習会や体験交流会などを行っています。
■肝臓病患者と家族の医療・福祉の向上のために、請願・陳情等の働きかけを行っています。
2. 会報を年6回(隔月刊)発行し、重要なニュース、全体の活動の要点、医療情報等の広報を行い、活動の推進に努めています。
3. 電話相談を行っています。(火・木・金 10:00~16:00)
4. 専門医による相談を行っています。
電話相談の様子
|
専門医による個別相談会
|
国会請願
|
広報活動
|
肝炎ウイルス検査を訴える
街頭キャンペーン |
日本肝臓病患者団体協議会
日肝協(日本肝臓病患者団体協議会)のホームページ:
http://nikkankyou.net/